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リスクのコントロールについて

ファイナンシャル・プランニングを勉強し始めて、保険、税金、資産運用に興味を持つようになり、仕事にも生かしていきたい、一人でも多くの人のために役に立ちたいと思うようになりました。まだまだ未熟ですがファイナンシャル・プランニング技能検定1級を自己啓発の一環として勉強していきたいと思っています。今回はリスクのコントロールということについて考えていきたいと思っています。

リスクマネジメントは、リスクを管理すること(マネジメント)です。ここでいうリスクとは、損失発生の可能性を指しています。

 例えば、損害賠償を請求される確率は低いものですが、いったんリスクが発生すると1億円といった高額に上がることもあります。一方病気やケガで入院する確率は比較的高いものですが、医療費が1億円にも上がる可能性はほとんどありません。この二つのリスクの優先順位は、前者の方が高くなります。一般的に賠償金を払うだけの貯蓄を準備することは容易でないからです。したがって、医療保険よりも賠償責任保険を優先させるのが適切です。 リスクマネジメントは次の(1)〜(3)の順で考えていきます。

(1) リスクの発生する確率とその損害の大きさを予測する。

(2) 損害の大きさや発生確率に応じた優先順位を付ける。

(3) 優先順に応じた対策を講じる。

リスクコントロールとは、リスクの発生を抑えたり、損失の規模を小さく抑えたりすることを指します。代表的コントロールが、(1)リスクの回避(墜落が心配だから、航空機に乗らない)(2)損失制御(損害を少なくするため消火器を設置する)(3)リスクの分離(社員旅行を全社員一斉に行わず、半数ずつ行う)手法です。

リスクファイナンシングとは、「病気や怪我などにより発生する経済的な損失について、あらかじめ準備をすること」です。このうち、主に問われるのは、生命保険や損害保険などの、私的保険(以下、保険)です。

 まずは、保険制度の概要について理解しておきましょう。

保険の種類は、生命保険(第一分野)、損害保険(第二分野)、第三分野があります。

 生命保険 ・・・ 年金保険や死亡保険など。

人の生死に対しての保険です。

 損害保険 ・・・ 火災保険や自動車保険など。 事故に対して発生する損失を補填する保険です。

 第三分野 ・・・ 医療保険、介護保険、がん保険など。 病気や怪我の治療に対して保険金が支払われる保険です。

 これらは、社会保険でカバーしきれないリスクを補うものです。

 では、保険以外のものでリスクコントロールできないかを考えていきます。

 私は、3年前、前職で沖縄に2年間勤務しました。沖縄には20数年前にも行ったことはありましたが私が思っていた風景とはだいぶ変わっていました。

以前は沖縄の建物は赤瓦で低い所に塀に守られて台風の影響を受けないように作られていたような感じを持っていましたが、この度思ったのは高台に鉄筋コンクリート(RC造)に屋根の上に水タンクが付いている家が多く感じられました。沖縄に接近する台風は900〜950ヘクトパスカルと大きく強風もありますが予想以上に被害が少ない気がします。逆に停電は多く感じました。

(下の写真沖縄の風景及び建物)
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私の考えですが、沖縄の市民の皆様は、台風通過時は外に出ない。

停電時も水の備えがある。家は鉄筋コンクリート(RC造)で台風に強い

日頃から万全の準備が整っているように感じました。まさにリスクコントロールしています。

 私達を取り巻く環境は、地球温暖化による予測もしないような気象、いつおきてもおかしくない南海トラフ地震、我が宮崎でも備えが必要な時代になりました。また、高齢化の波も急速に進んでいます。今こそ我が吉原建設の伝統を誇る丈夫な建築技術、バリアフリー等これからのニーズにあった誠実で確かな技術を地域社会に奉仕する時機であり、リスクコントロールの先駆けになると考えます。

 最後にこれから皆様のお役にたてるように精進し頑張りたいと思っています。 よろしくお願いいたします。

宮崎本社 総務 澤田

— posted by 吉原建設 at 08:14 am  

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