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CASKET移転新築工事

今回は、福岡県春日市に2月に竣工した物件を紹介したいと思います。

物件名『CASKET移転新築工事』

CASKETと聞いて、えっと思われた方はかなりの釣りマニアとお察しします。CASKET様は釣具・雑貨のお店でして、主にルアーでの渓流釣りに特化したお店です。ロッド・ルアーなどの釣具は、そのほとんどがオリジナル商品でして、豊富なラインナップがあります。

どの商品も、釣好きからするとため息が出るような、洗練されたデザインで、素晴らしいものばかりです。CASKET様は、まさに、私のような釣り人の憧れのお店なのです。

 そんなお店の移転新築工事を当社にて設計・施工で工事させていただくことになりましたもので、釣好きの私にとっては、またとないチャンス! 宮崎本社勤務なのですが、志願して約5ヵ月間 福岡に行ってまいりました。

 そして、完成写真がこちら↓
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 どうでしょう!!なかなかの出来栄えかと(笑

 今回は、当社の設計・施工でしたので、お施主様の要望・ご意見を直にお聞きし、イメージを写真パース等で共有しながらの施工でした。お施主様のこだわりで、『フェイクの材料は使わない』『経年劣化の楽しめる材料を使いたい』とのことで、素材選びには、いくつものサンプルを手配し、徹底的に吟味したうえで決定しました。特に、建物のポイントであるレンガタイルは、更に時間を掛け一切の妥協無く決定しました。その甲斐あってか、お店の雰囲気に合う、ブリティッシュ感をうまく表現することが出来たと思います。

 今回は、設計的業務も任されたものですから、『完成した建物をお施主様が気に入ってくれるだろうか?』日々、不安との戦いでした。建物が完成して、施主様が満足している様子を拝見出来てホッとすると同時に、小さい建物ではありましたが、何とも言えない充実感を得ることが出来ました。

建築とは、本当に素晴らしい仕事であると再認識することができた5カ月間でした。

そして最後に福岡での釣果の報告!88cmランカーシーバスGET!
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最高に充実した福岡出張でした。また行きたい(笑)

宮崎本社建築部 長浜

Casket hp アドレス http://www.club-casket.comLink

— posted by 吉原建設 at 06:00 pm  

資格取得

こんにちは!福岡支店建築部の飯山です。

今回は、資格取得について話したいと思います。

自分は今年1月から2級建築士資格取得のため学校に通っています。

最初はなかなか点数も上がらず、学校に行くのが憂鬱だったのですが、通っているうちに点数も上がりはじめ、中間模試では合格ラインまで点数が達して今では楽しく学校に通っています。

またクラスメイトには自分の同世代はもちろん20代〜50代と幅広く、約30〜40人います。

 その中の40代の方はこんなことを言っていました。

 「もっと若いうちに受けていれば」と

年を取ってからだと暗記したりするのが大変と嘆いていました。

みなさんも仕事関係や趣味など何かの資格取得をめざしてはいかがでしょうか。                          

福岡支店建築部  飯山

— posted by 吉原建設 at 11:45 am  

吾唯足知

3月末完成引渡の現場も多い事と思いますが、ここに来て、晴れ間が長続きしない為、予定通りに工事が進捗せず現場担当されている方は大変苦労をされている事と思います。

私と江口君で現在担当しています宮崎県立青島亜熱帯植物園大温室建設主体工事も3/29(日)の工期の為、最終仕上げの段階に来ておりますが、今日から木曜日まで、雨の予報の為、工程の調整に苦労している所です。

工事の完成の情報については4月に江口君がブログの担当になっておりますので、託したいと思います。

今回は私の好きな言葉を紹介します。

吾唯足知

われ ただ たるを しる と読みます。

建築の方はご存知の方も多いと思いますが、京都の龍安寺の蹲踞に彫られている事でも良く知られています。

色々な解釈が有るようですが、私自身も還暦を迎える歳になりましたので、吾唯足知の意味を自分なりに考えてみたいと思っております。

27年前に京都に旅行に行った際に龍安寺で買ってきた蹲踞をモチーフにした文鎮と今年の正月に書いた書を添付して見ました。

ご安全に!!

本店建築部  白尾
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— posted by 吉原建設 at 12:59 pm  

これまでとこれからの独り言

 先日、写真アルバムに収めた黄ばんだ古い写真を画像編集ソフトで補正してUSBメモリーで管理しようと思い立ち、アルバム十数冊を押し入れの奥から引っ張り出し古写真をスキャナ取り込み作業中、その中の一冊に挟まった文字の薄れた青焼きの複写原稿を見つけた。開いてみると20歳代後半の頃、「私の人生観」という命題を与えられて書いた小論文である。記憶が蘇った。蘇った記憶は原稿の中身に非ず。四苦八苦して提出日前日の夜半に書き上げたことの煩悶懊悩の記憶である。

 原稿の内容は、おぼろげながら記憶にあるが思い出せない。劣化しているがまだ読めるので読み返すことにした。(やろうとしていることを逸脱して他のことに夢中になり、やるべき事をやらないのは年齢のせいか(?))

 読み返してみると冗長で稚拙な表現力に赤面するが、それなりの人生観は持っていたようだ。小論文は、序論、本論、結論の構成で、本論の中身は自己分析、目標の確立、質実剛健の3章の幹に枝を付けたものである。序論の巻首に「日本人男性の平均寿命は72.69歳らしい」と書いている。あれから約40年(誰かの漫談で聞いたような(?))を経た今、男性の平均寿命は約7歳伸びたことになる。続きに「平均寿命の73歳になった頃には男性の平均寿命は80歳を超しているかも知れない」と書いている。現実になった。感慨深い。また、序論では戦国時代の天下人徳川家康の名言「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。・・・・・・・・」を引用して、自身の生き方の道筋を述べている。

 本論では、自己の資質・能力分析は、主観を捨て客観的に行うことの必要性と分析結果を踏まえた目標設定の重要性を述べ「己を知らずして自分の人生観なるものがあり得るはずがない。己を知り自らの人生の目標を定め自分は人生をこう生きたい。というような確立されたものがあれば如何なる試練、逆境、困難にも耐えていけるような気がする」と述べている。また、「沈黙が金、雄弁は銀なり」について触れ、有言実行と不言実行を対比して、次のように述べている。「昨今、不言実行より有言実行が尊ばれている。有言実行は確かに尊い。言うべきことを主張し、やるべき事を確実にやる。素晴らしいことだ。然し、私は不言実行のタイプである。つべこべ言わず黙ってやるべき事をやれ。このタイプなのだ。後ろ姿が輝いている。素晴らしいことではないか」と。また「長い人生をどう生きるかを考察することが人生観であるが、然しそれは、日々の生活を如何に大事に送るかと言うことの積み重ねであり、その中でも日々の生活の一つの物事に如何に情熱を燃やせるかということである。私の信条の一つに『今成す事に一生懸命』がある。何であろうが今していることに全力を傾注しそれを成し遂げる。目標に立脚して、一つひとつの物事を積み重ねることが重要だ。家康も『急ぐべからず』と言っている。階段を一段ずつ登るが如く人生も目標に向かって着実に上っていきたいものである」と。

 小生意気なことを書いたものだ。当時は燃えていたのだろう(今は(?))。

 西郷隆盛の残した「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。・・・・・・・・」や「敬天愛人」も引用している。飾り気は必要ない、実直で強く、しっかりしていればよい。ということを質実剛健に当てはめて自身の人生観の理想に置き換えて述べたものである。

 結論の巻尾では、「人生の目標は何か。人間の目標とは何かと問われても知る術もないが、自分の目標だけはしっかりと定めていきたい。少なくとも今後指導すべき立場になる者としての目標は達成すべく。振り子のない時計にはなりたくない」と締めくくっている。

 読み終えて、ふと気づく。今の自身の人生訓、座右の銘、生活信条と何ら変わらないことに。20歳代後半の頃の人生観を粛々と送ってきたのか。それとも、人生観が変わるほどの出来事に出会わなかったのか。或いは人生の成長が20歳代後半で停まっているのか。悩む。

 現在の居住地に、よその土地から移り住んで18年。地域の方達には大変お世話になった。単身赴任中に建てた家は、地域の人たちの協力や助言で地鎮祭、上棟式を滞りなく終えることができた(亭主不在、妻主導の家造りで、妻好みの家に仕上がり妻満足)。また、子供会活動や自治会活動の負担軽減等、本当にお世話になった。

 気づいてみれば60歳代後半。さて、これからどうするか(?)。

 今までの人生観を土台に、その延長線上でどんな人生観を持って生きるか。思案のしどころである。

 司馬遼太郎は、その著書、風塵抄の中で次のように述べている。「古来、人は世をつくり、世によって生かされてきた。世がこわれずに維持されているのは二つの要素による。二つとは公を大切にする心と素朴な正義感である」と。      自身や家族のためには十分働いた。これからはお世話になった地域に恩返しする番かな。これからやるべきことに光明が射し、道筋が見えたような気がする。

 ん・・・・・(?)。古写真のスキャナ取り込みが進んでいない。「今成す事に一生懸命」じゃないのか。スキャナ取り込みを再開しなければ。

宮崎本社総務部 鈴木 安則
         

— posted by 吉原建設 at 08:32 am  

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