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親孝行

 こんにちは。 宮崎本社 企画開発本部の西です。

 入社して37年目の年に入りました。入社時には50歳以上の社員はとても少なく若い会社でしたが、最近は40〜50歳代が主力となり当社も高齢化がすすんでいます。受注状況や作業環境は年々厳しくなる一方で、若い社員は私達以上に大変なことだろうと推察する次第です。

 私の母は今年で87歳となり介護施設に入所しています。共働きで時間がとれないことや、訪問看護のこともあり自宅での介護より施設への入所を決めました。

 人様に介護していただくので本来は時間がとれて親元に顔を出さないといけないのですが、時間があればあったで自分の都合を優先させてなかなか会いにいきません。

 それでも、たまに顔をみせるとはにかんだ様な笑顔をみせて大変喜びます。呆けが徐々に進んでいて会話のやりとりは数回しかできず、同じ話の繰り返しになりますが、丹念に聞くようにして少しでも呆けがとまることを期待してしまいます。

 「親孝行したいころには親はなし」 まさにその通りで、まだ元気なうちに旅行でも連れていってあげたかったと後悔するばかりです、それでも母は「忙しいやろが早よ帰れ。今日はありがとがした。」と私に頭を下げます。不肖な息子に頭は下げないでください。私への愛と真心はこの歳になって痛いほど伝わっていますから・・・。

 「じゃ、帰るわ。」 毎回帰る際は情けなさばかりで心が痛み振り向けません。

   
「たはむれに母を背負いて そのあまり軽きに泣きて 三歩歩まず」 石川啄木

親孝行に早すぎることはない、明日からでも・・・・。とわかっていてもなかなかできないんですよねぇ。

 仕事では高齢者用の介護施設を5件施工しました。入所する人にはそれぞれいろんな事情があるんですよね。こんな親不幸者ですが入所者の気持ちになって、より居心地良く、また介護する方々のためにより使いやすくを心がけて施工している次第です。定年まであと4年余り。微力ながらあと少し頑張りたいと思います。
下の写真は私が施工した介護施設です。
1
ひかり苑星倉
2
小規模多機能「伊藤」
3
ささきデイケア
4
グループホーム共生

— posted by 吉原建設 at 08:23 am  

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