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ユビキタス社会

最近ユビキタスという言葉をよく耳にします。

ラテン語で「いたるところにある」という意味で「いつでもどこでも」という意味でつかわれることが多いようです。詳しくは、イエスキリストが時間や空間を超えて存在すること等により、神様を示すとも言われています。

超小型チップを家電製品や車等に、また住居、オフィスに取り付けることにより、空調や照明が必要なタイミングで無駄なくコントロールされたりします。外出先から帰宅時に、留守宅コントロールシステムを帰宅モードに設定すると、位置情報などと連携し、空調、炊飯器、風呂などが帰宅時に、最適な状態に整っているように、自動的に動作を開始します。

また、センサーネットワークの個人認証により、公共施設、交通機関などにおいて、高齢者や障害を持つ人が不自由しないバリアフリーを将来実現します。つまり、携帯型端末やカードに組み込まれたチップが、身体情報などの情報を発信し、駅、電車、デパートなどで、イス、トイレ等が自動的に作動したりします。

当然私たちの働き方も大きく変わってきます。外出先、自宅などどんな場所でも、ネットワーク認証をするだけで、瞬時に会社と同じ業務環境が呼び出せることになります。

国も、総務省を中心としてユビキタスネットワークを実現させるべく、重要政策の一つとして掲げています。ひいては「新たな産業やビジネスマーケットの創出」、「環境問題の対応」等につながるのだと思います。

先だってNHKでも放送していましたが、グーグルが年内にも眼鏡に装着したウェアブル端末(携帯より一歩進んで、身に着けられる端末)を発売するそうです。

こう考えると、コンピュータの知識の乏しい高齢者や子供には不向きなようですが、ユビキタスコンピューティングでは、そういったことを意識せずに使えることが重要だとされているそうです。

そうなると、このように人間がすべき判断を機械にゆだねてしまうことが多くなるにつれ、人間の判断力が次第に衰えていくのではないかと、専門家の中で危惧されています。

それと、情報管理や個人認証が大変大事になってきます。指紋や目の虹彩などを利用したバイオメトリックス認証や、またはDNAを利用することもあるかもしれません。

このようかユビキタス社会は目前に迫ってきており、今後ますます加速して実現していくものと思われます。

                       
 宮崎本社 営業部
松尾 雄一

— posted by 吉原建設 at 08:19 am  

吉原建設株式会社