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ちょっと変わった木の話

本店設計部の吉川です。

建築にかかわっている私たちにとって、木というと普通、杉、桧を思い起こす人が多いと思います。

みなさん、ハカランダという木をご存知でしょうか。

ギター好きな方ならピンとくると思いますが、そう、あのハカランダです。英語読みではジャカランダ、別名ブラジリアンローズウッドとも言います。言わずと知れたギターのサイドバック用の高級木材です。ハカランダには2種類有り、ノウゼンカズラ科とマメ科があるそうです。ギターに使われるのは、マメ科のものだそうです。花はノウゼンカズラ科が青紫、マメ科は白の花が咲くそうです。
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ここ宮崎でも、道の駅南郷のジャカランダの森で紫の花の方を見ることができます。5月下旬から6月末頃まで花を咲かせるそうなので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。

さて、話は戻りまして、ギターに使われる木の方ですが、世界的な銘木で希少性が高く、現在ワシントン条約で絶滅危惧種に指定され、輸出入が禁止になっています。そのため、今この材を使ったギターはかなりの高額で売買されています。ちなみに1968年製のマーチンD45(ハカランダ)で410万という値が付いているのを見たことがあります。アメリカの大手ギターメーカーのマーチン社では、ゴールデンエラと呼ばれる1930年代から、第二次世界大戦を経て1960年代まで、ローズウッドというとブラジリアンローズウッド(ハカランダ)が標準材として使われていたそうです。
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その頃のギターをお持ちのあなた、もう一度よく見てみて下さい。ヒョットしたらお宝が眠っているかも!

— posted by 吉原建設 at 08:34 am  

吉原建設株式会社