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保障の活用について

熊本地震で被災された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。

九州も大きな地震に無縁でなかったと証明され「常在危機」を感じています。保険についてもリスクの考え方が変わると思います。



「熊本地震の様子」 (陸上自衛隊より)
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今回は身近で質問があったことを取り上げて参考になったらと思い書きました。

1 50歳代、60歳代になると生命保険が高くなり負担が多くなった。

生命保険は金融商品の一つです。

「人の生死や健康状態において不測の事態が起こった場合の金銭的負担を軽減する為の金融商品です。」



生命保険は大きく3個に区分されます。

定期保険 終身保険 養老保険です。

⑴ 定期保険とは保険期間を10年や15年、30年などあらかじめ定めて、その期間だけ保障する保険です。定期保険は保険期間が終わると保障がなくなります。一般に「掛け捨て型」の保険です。

⑵ 終身保険は保険期間が一生涯にわたります。長期間継続した後に解約すると、解約返戻金があるため「貯蓄性のある保険」ともいわれます。貯蓄性があることから、保険料は定期保険より高くなります。

⑶ 養老保険は満期時に被保険者が生存していると満期保険金が支払われ、満期前に死亡・高度障害状態になった時には契約保険金が支払われます。養老保険の主契約に定期保険を特約として、付加したのが定期保険特約付養老保険です。満期時には養老保険部分の満期保険金のみ支払われるので、一般的な養老保険と比較すると掛け捨ての割合が高くなります。



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1、例えばこのような場合大きな死亡保障は必要ですか?お子様のいない夫婦、お子様の独立された夫婦、十分な貯蓄のある家庭

○ライフプランを作成してお金が何時必要なのかを検討して無駄・無理がないように検討した方がよいと考えます。



2、賃貸建物の失火の原因の場合に保障する保険がありますか?

○日本には「失火の責任に関する法律」があります。火災事故を起こして出火原因に重大な過失がない(軽過失)場合には延焼先の損害を賠償しなくてもよいと定められています。ただし、借家に関しては賃貸借上で「借りた当時の状況で返す」現状復旧義務が課せられているため、原状回復を行わなければなりません。これを保障するために、借家人賠償責任保険があります。



3、こどもが買ったばかりの液晶テレビを誤って壊してしまいました。保険で対応できますか?

○液晶テレビの損害は、画面の破損が多くを占めており、メーカーによっては、液晶画面が傷ついたり割れやすかったりする場合もあります。火災保険で補償を受けられる場合があります。主契約の基本的な補償内容にセットされている場合や、特約として別途付帯する場合があります。代理店、保険会社に確認して保険加入することをお奨めします。



4、駐車場でマイカーにいたずらされました。車両保険には加入していますが、保険による修理をした方がよいですか?

○車両保険を使うこともできますが、翌年以降の保険料が割高になるためディラーや修理工場に修理見積をして代理店で計算してもらい判断してください。



5、こどもが自転車で他人にぶつかってケガをさせたとき何か良い保険はないですか?

○自転車の事故による損害賠償への備えとしては、自転車専用の保険の他、自動車保険や火災保険の特約として「個人賠償責任特約」を付帯すると家族・同居の親族・別居の未婚のお子様が自転車事故における賠償や日常生活における偶然な事故により他人にケガなどをさせたり他人の財物を壊したりした場合に保険金が支払われます。



6、知人の運転する車に同乗中に事故に遭ってケガをしました。残念ながら知人は対人・対物賠償保険のみの加入で人身傷害保険には加入していませんでした。このような場合にどうしたらよいですか。

○もちろん発生した事故に相手がある場合には、相手の対人・対物の補償で過失割合によって賠償額が決められます。示談交渉が成立するまで補償は受けられません。自動車保険は、被保険自動車(契約している自動車)を対象としますが、人身傷害保険の補償は「人身傷害車外事故特約」を付帯することに他の自動車に搭乗中の事故も対象になります。



7、昨年10月火災保険の保険料が上がりましたが地震保険の保険料が上がる計画はありますか?

○今後、段階的に地震保険料が上がる予定です。この度の熊本地震で予定されている料率よりも高くなる可能性があります。



− 結 論 −

保険は、各社が色々工夫を凝らし補償を考えております。私たち加入する側は、リスクコントロールを考えてうまく補償を活用しましょう。

「常在危機」色々なトラブルに対応できるように切磋琢磨して楽しく明るいライフプランを築きましょう。

宮崎本社 総務部 澤田信吾

— posted by 吉原建設 at 02:52 pm  

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