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川渡り神幸祭

こんにちは。土木部の徳丸です。

私は福岡県田川市出身なので今回は地元の紹介をしたいと思います!

田川と言えば、福岡の「筑豊」と呼ばれる地域で、以前は炭鉱で栄えた都市です。

よく「筑豊ナンバーには気をつけろ」(私も筑豊ナンバーです・・・笑)や「炭鉱者の荒くれの血筋」、「治安が悪い」など言われてしまう町ですが、そんなことはなく、福岡や北九州の中心部まで1時間前後で行けるのに、田んぼや霊峰、英彦山を始めとする山並みなどの風景が美しい田舎です。治安も全国区で有名になるほど悪くなく、いたってのんびりしたところです。

つい先週の5月25日には田川の炭鉱の歴史を記した山本作兵衛氏の水墨画やメモが日本初の世界記憶遺産に選ばれました!!(フランス人権宣言やベートーベンの第9交響曲などが登録されているそうです)なんとも嬉しいニュースですね。

下の写真は田川の石炭記念公園にある田川を象徴する2本煙突です。

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さて前置きが長かったのですが、ようやく本題ですが、福岡県5大祭りのひとつである「川渡り神幸祭」をご紹介します!

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この祭りはその名の通り2つの神輿と11の山笠(ヤマ)が川を渡り、1泊2日の旅をすることで神様への奉納を行うというものです。江戸時代に疫病が流行った時に行われ始めたもので、なんと400年以上の歴史があります!田川市は人口5万人程度ですが、祭りがある2日間で10万人以上の観光客が訪れるそうです。

私もこの祭りに幼いころから参加しており、小学生までは山笠をひいて、中学生の時は山笠の中で鐘を鳴らし、高校生からは山笠をかついで川の中に入っていました。

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上の写真が私の地区の山笠です。この山笠には私と兄と父がでています。

ちなみに母と弟は山笠などを奉納するために舞う「獅子舞」にでています。

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さらにさらに祖父、祖母も別の地区で祭りに出ています。まさに「祭り一家」です。(笑)

川の中では山笠がレースをしたり、「ガブリ」といって山笠を前後に傾け、水しぶきをあげながら激しく暴れます。おそらくこのことから荒い人間という意味の「川筋者」という言葉ができたのでしょうね。私や田川の人間は祭りが近づくと「血」が騒ぎます。(笑)

川渡り神幸祭は毎年5月の3週目の土日に行われます。残念ながら今年は終わってしまいましたが、ぜひ来年に足を運んでみてはいかがでしょうか?正直に言えば、田川の魅力や川渡り神幸祭の魅力をつたえたりませんが、この祭りの面白さや他の地域の祭りにはない激しさは水しぶきとともに直接感じていただきたいです!

みなさんの田川や筑豊に対するイメージが良くなり(笑)、興味を持っていただければこれ幸いでございます。

南九州は梅雨のどまんなかで雨ばかり続き気が滅入ってしまいそうですが、がんばっていきましょう!!

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— posted by 吉原建設 at 08:59 am  

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