今回の現場は日向市でしたので、
10号線を通って宮崎市と往復していました。
この時、10号線沿線について感じていたことを記したいと思います。
国道10号線沿いには、
神武天皇の東征にゆかりのある土地がいろいろとあります。
特に、日向市の美々津は、神武天皇が東征に出発された地で、
美々津大橋から、立磐神社と日本海軍発祥の地の碑が見えます。


神武天皇がお生まれになったと言われる地は県内に複数(高原町、
宮崎市、高千穂町など)ありますが、宮崎市の皇宮神社は15歳から
45歳まで過ごされた皇宮屋跡(皇居跡)と言われています。
この宮の先にあることから宮崎名前が来ています。
宮崎を発つと佐土原町(現在は宮崎市です)を経由します。
ここには、神武天皇がお生まれになったという佐野原神社があります。
ここを過ぎると新富町です。



新富町には、湯之宮神社と湯之宮座論梅があります。
湯之宮神社は、湯浴をされた跡。
湯之宮座論梅は、休憩時に突き立てたてた杖が芽吹き梅となったと
されています。(湯之宮神社の向かい側に湯之宮座論梅があります。)
そして、都農町には、海上平穏、武運長久を祈ったとれる都農神社や矢を
研いだと言われる矢研の滝があります。
都農神社は10号線沿いにありますし、
矢研の滝は、この時期、紅葉狩りに最適です。

ここを過ぎると、美々津に至ります。
ここには前述しましたとおり、神武天皇が東征する際に戦勝と海上安全を
祈願した立磐神社があります。(左の写真が、神武天応が腰掛けられたと
いう御腰掛けの磐です)10号線を曲がってすぐのところです。

また、美々津は、江戸時代高鍋藩の交易港として重要視されたところで、
当時から明治にかけての町並みが保存されています。

宮崎から日向市に行くだけでも他にも多くの歴史資産や自然資産があります。
どの場所も、10号線からもそう離れてもいませんので、休憩がてら立ち寄り、
宮崎の良さ・豊かさを実感してみるのも良いのではないでしょうか。
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