都城本店 土木部の西元です。
今月完成しました、国土交通省 九州地方整備局 宮崎河川国道事務所発注の東九州道(清武〜北郷)芳ノ元丸目地区改良外工事のお話しをしたいと思います。
工事場所は、宮崎県宮崎市清武町〜宮崎市大字鏡洲地先です。
当現場の工事目的は、芳ノ元トンネルが地滑り活動の影響を受けて変位しており、今後も継続的に影響を受ける可能性が大きいことから、地滑り頭部を排土(荷重軽減)し、滑りを低減する地滑り対策工事です。
* 工事概要として、下記のとおりです。

この現場は、掘削・土砂運搬が主となる工事で、芳ノ元地区のダンプ走行が地元の要望もあり8時30分〜17時と制限があり、また芳ノ元地区はダンプが走行する道路も狭く樹園地があることから道路利用者が多い為、交通誘導員を11名配置して土砂運搬を行いました。
☆現場で工夫した点として、下記の事を行いました。
残土搬出量の増加、またダンプ台数の増加により地元苦情の最小限化、地元車両との接触事故防止を目的として、芳ノ元地区を走行するダンプ台数を少しでも減らす為に、芳ノ元地区現場から丸目地区現場にダンプ台数平均8台(8時30分〜17時)で仮置きを行い、丸目地区現場から宮崎港・日南土捨て場にダンプ台数平均18台(6時30分〜17時)で運搬を行いました。
なお、宮崎港土捨て場に関しては、宮崎市内を通行すると一般車両が多く危ないと思いましたので、一ッ葉有料道路を使用して走行を行いました。
結果、1日の運搬土量が仮置き土運搬・土捨て場運搬とも500m3以上の搬出を行えることができました。
また、ダンプ運搬による地元苦情も最少限にでき、地元車両との接触事故も防止することができました。

最後に、地元の皆さんの御協力と協力業者さんの努力で、事故もなく無事完成することができました。
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