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宮崎・シンガポール経済交流訪問団に参加して

昨年の10月、宮崎県商工会議所連合会主催で、県や宮崎市、そして経済団体加盟企業の経営者や幹部職員を中心に、カジノリゾートの先進地、シンガポールの経済交流視察訪問がありました。当社からはトップの代理として、私が参加させて頂いたので、その時の内容と雑感を少々書かせていただきます。

1)訪問団の目的

 1. 中華航空 宮崎〜台北間 就航の支援協力

 2. IR(カジノを含む統合型リゾート開発)及びMICE(ビジネス型コンベンション)先進地の視察調査、その他のシンガポールの施策(都市政策、その他の観光政策)の視察

 3. シンガポール現地邦人との交流

2)出張先:シンガポール

3)期 日:平成26年10月10日(金)〜13日(月)

4)参加者:稲用宮崎県副知事、木下宮崎市副市長、米良県商工会議所連合会会頭、森永JA宮崎中央会会長 県議会議員、宮崎市議会議員、各企業関係者を含む 約100名が参加

5)概要

 <1日目> 結団式、移動のみ
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宮崎空港にて結団式

 <2日目> 1. 全体合同ミーティング

 宮崎県 観光物産東アジア戦略局長の司会により、米良会頭の挨拶 自治国際化協会シンガポール駐在員 宇佐氏(宮崎県より出向)から シンガポールの概要についてレクチャーを受けました。
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合同ミーティング

2. シンガポール・シティーギャラリー 視察

 ここでは、シンガポールの都市開発政策の推移を勉強しました。

 港、空港、観光、貯水、住生活、働きの場、国防の観点から都市開発のプラン策定がされているのと、それに伴い埋め立てによる国土の拡張をしていることがわかりました。

3. オーチャーロードの免税店視察

 観光立国のシンガポールにとって、観光客のお土産購入が大きな収入源になっていますが、オーチャーロードはアジアでも最も地価が高いエリアのため、店舗の賃貸料も高く、そのためブランド物の商品価格も高く感じました。 (高島屋の月地代が1億円を超えるとのこと) 日本のブランド品の価格の2倍〜3倍くらいするものもありました。

 また、値札が無いのも印象的でした。

4. レセプション

 現地宮崎県人会会長、シンガポール日本商工会議所事務局長、国際協力銀行アジア統括マネージャー等を招いて、今回の視察団全員の交流懇親会開かれました。
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レセプション

<3日目>1. リゾート・ワールド・セントーサ 視察

  ここはユニバーサルスタジオシンガポールを併設した、ファミリー向けの  テーマパーク型のカジノリゾート。中国系のマレーシア資本のためか、カジノの客のほとんどが中国人でした。

2. マリーナ・ベイ・サンズ

  SMAPのCMで有名になった、ホテルの屋上に船の形をしたラウンジとプールのあるカジノリゾート。こちらはコンベンションホールを併設しているため、ビジネス、コンベンション客をターゲットとしたリゾート。資本はラスベガスやマカオに展開するアメリカのサンズ社。宮崎のシーガイアのコンセプトに近い事例として参考になりました。
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マーライオンからマリーナ・ベイ・サンズを見る。
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マリーナ・ベイ・サンズ
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カジノ入口
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カジノの風景
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ベイ・サンズのホテル屋上の有名なプール(宿泊者のみ入場可)

<4日目> 帰国移動のみ

6)感想

 ・稲用副知事や木下宮崎市副市長、星原宮崎県議会IR推進県議団代表をはじめ、県、市の議員や各団体の代表、職員、企業関係者が、カジノ法案成立前のこのタイミングで、宮崎へのIR誘致の気運を高めるための視察としては大変良かったと思われます。我々民間企業のサイドも、宮崎県経済の高揚のために、それぞれの立場から支援協力をしていくべきと考えます。

  カジノ誘致には負の側面もありますが、シンガポールもそれに対し、管理面でカジノ管理法を下にいろんな経験を重ねてきているようなので、宮崎もこの先進地のシンガポールの事例を今後も参考にし、カジノ誘致に活かしていけるのではないかと思いました。

宮崎本社 企画開発本部 村上

— posted by 吉原建設 at 02:55 pm  

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