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青石畳通り?

こんにちは、2回目のブログとなります本店工事準備部の青石です。

青石畳通りと言う名の通りを皆さんご存知でしょうか?以前、山陰地方を旅した時、泊まった宿の近くに偶然!その通りはありました。所在地は島根県松江市美保関町美保関、海がきれいな小さな港町の中心部にあります。最初、青石畳通り?えっ、私の苗字と同じ通り??それは全くの偶然で何だかとても嬉しい気持ちになりました。

最初に入口の様子です。
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門の柱に古風な名称板がありました。
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周辺案内図もありました。
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通りの様子です。
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 ここ美保関は、港が地理的・自然的な好条件に因り、山陰海域の中心的な港として発展してきました。江戸時代中期以降は、雲州(島根県東部)、伯州(鳥取県西部)、隠州(隠岐島)をはじめとする北前船の西廻り航路の集散積載地として発展し、当時は50件ほどの回船問屋が集まっていました。全国各地から送られる物産や物資の積み下ろしで大八車が頻繁に通りを往復していたそうです。そこで積み下ろし作業の効率化を図るため、大八車用の固い道路が必要となり、住民が結束して、当地の海石(緑色凝灰岩)を切り出して通りに敷設したといわれています。
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江戸時代中期に石が敷かれたというこの通りは、海運業が栄えたこの地方の当時の面影をしっかりと現在に残しています。 屋号や歴史を記した説明板を軒先に掲げた昔ながらの建物が通りの両側を囲み、足元には青い石畳、敷石の大小の組み合わせも見事で、雰囲気を楽しみながら通りを歩いていると、何だか当時の情景を見ているようにゆっくりとした時間が流れ、とても穏やかな気持ちになりました。
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上の写真は案内に掲載されている写真です。この写真のように石畳に雨が降ると濡れてつややかにうっすらと青色に変化します。青色に変化することからその名が付いたと言われているそうです。通りの散策途中には、与謝野鉄幹・晶子夫妻、高浜虚子、西条八十などの文豪も多く訪れた由緒正しい老舗旅館、旧家、醤油蔵、お店などが並んでいました。古い町並みと石畳が合わさって醸し出すその情景は、その当時の面影そのままに、刻まれた歴史を感じる心地よいものでした。
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通りのすぐ近くには出雲御三社の一つで、各地に鎮座するえびす様の総本宮美保神社があります。本殿の1つに大黒様のお妃様が祀られているため、縁結びともゆかりが深く、境内では、紅白で揃う縁結びのお守りも販売しています。大社造りの社殿が2つ並ぶ本殿は「美保造り」または「比翼大社造り」と呼ばれて国の重要文化財に指定されています。由緒ある社殿は歴史を感じ、出雲大社と似たところがある造りだなと思いました。祀られているえびすさまは福の神と言われているので我が家に福が来るように気合を入れて参拝してきました。

島根県松江市美保関町美保関「青石畳通り」、地元で獲れた新鮮な魚介類も美味しくて思い出に残る場所となりました。古き時代の落ち着いた雰囲気を味わえるお勧めの場所です。島根県に行かれた時は是非お立ち寄り下さい。

— posted by 吉原建設 at 08:13 am  

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