こんにちは 本店土木部 肱岡です。
10月8日に霧の蔵ファクトリーガーデンで、将棋の女流王将戦のタイトル戦の第1局(女流王将 里見香奈女流3冠、挑戦者 石橋幸緒女流四段)があり、見学に行ってきましたので、紹介したいと思います。
私は将棋が趣味です。小学2年生に始めたので、キャリアだけは35年以上となります。自分でも長く付き合っているものだと感心しています。(しかし、全然強くならない、逆に記憶力が低下し、弱くなっている。)
さて、将棋の対局は「霧島創業記念館 吉助」で行われ、プロ棋士による大盤解説会(解説者 山崎隆之七段、聞き手 村田智穂女流二段)は霧の蔵ホールで行われました。

女流王将戦の持ち時間は各25分で切れたら秒読み40秒で、他のタイトル戦より短く、スピーディーに将棋が展開していく傾向にあります。戦前の戦型予想は、里見女流王将はゴキゲン中飛車と石田流が得意で、石橋女流は居飛車党ですが振り飛車もたまに指すので、居飛車・振り飛車の対抗形か相振り飛車と予想しました。
実戦は振り駒の結果、石橋女流が先手、里見女流王将が後手となり、序盤早々に石橋女流が6六歩と角道を止めたため、相振り飛車となりました。予想は当たりました。両者とも序盤から攻めの姿勢をとりつつ、急所で自陣の整備を行う渋い好手が出る玄人好みの展開となりました。中盤まで石橋女流が微差でリードを奪っていましたが、終盤の入り口で予定変更の手が出てそれが疑問手となり、形勢が逆転し、その後も難解な終盤戦が続きましたが、女流王将の正確な読みで最後まで逆転を許さず、石橋女流を投了に追い込みました。お互いに持ち味の出たスリリングな将棋ですばらしい内容だったと思います。





将棋を堪能できて、充実した1日を送ることができました。女流王将戦は年に1回都城でありますので、皆様も将棋に興味を持ちましたら、参加して下さい。
最後に、将棋の人口がなかなか増えないのですが、子供にとって、将棋は集中力が付き、成績が良くなり、礼儀正しくなるといわれています。最近はゲーム機がはやっていますが、秋の夜長にお子さんと一緒に是非将棋を指してコミュニケーションを深めてみるというのはいかがでしょうか。
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