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設計部の新入り、安藤です

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写真は、2007年に世界遺産に登録された「シドニー・オペラハウス」です。いまや誰でも知っていますが、私が知ったのは、建物竣工当時(1973年)のことです。当時、小学生の私が目にする近所の建物は、マッチ箱の様に単純なものばかりでしたから、とても不思議な感覚でテレビを見たのを覚えています。初めて建築物を意識したのが「オペラハウス」だった訳です。

「オペラハウス」について、調べてみると、大幅な工期と予算の超過、設計変更を経て完成しています。当初4年を予定していた工期は、完成までに14年かかり、工事費は、当初の14倍になっています。工事中に政府の顔ぶれも変わり、ヨーン・ウッツォン(オペラハウスの設計者)は途中で解雇されています。とても真似できるものではありませんが、学ぶべきところが沢山あります。まずは既成概念に囚われない柔軟な発想を持つこと。工期や予算等を守り、その建築物の所期の目的を達成すること。可能性や満足度(機能性・居住性など)を最大限まで近づけることなどです。

私は設計部に在籍しています。現在に至るまで、沢山の建築設計に携わってきました。これまでの経験を活かしながらも自己啓発を続け、多方面にアンテナを張って、よりよい建築物の完成へ繋げて行きたいと思います。

                       設計部の新入り、安藤でした。

— posted by 吉原建設 at 09:12 am  

吉原建設株式会社