本店舗装部の川畑です。
土木部で6年働いた後に舗装部の試験室へ異動し、早いもので3年目になります。
「試験室ってどんなとこなの? 試験ってどんなことするの?」と、思われている方もいらっしゃるでしょう。
私も最初はそんな感じでした。そこで今回は、試験室での業務内容についてお話ししたいと思います。
①試験室はどんなところなのか
試験室はいくつかに分類されるかと思います。コンクリート試験室やアスファルト試験室など・・・。
私が所属する場所では、舗装工事で使われる材料を製造する工場のため、アスファルト試験室になります。
②試験室はどんなことをするのか
舗装工事では、主にアスファルト混合物という材料を使って道路を作っていきます。
アスファルト混合物は、アスファルトの他にもそれぞれ大きさの違う粗骨材(砕石)や細骨材(砂)、石粉、再生骨材を混合された物が、実際に現場に届けられます。
ただ単に適当な量で混合されるのではなく、試験室で実際に配合を決めて許可されたものが材料として出されていきます。
骨材の大きいものが多すぎたり、砂の量が少なすぎたりすれば、強度が弱くなったり、ボロボロになったりなど、そういったことのないように予め配合を定めるのが試験室の役割です。



③ずっと試験室での作業なのか
結論で言えば、試験室だけでの仕事ではありません。
改良工事などで入れ替え材料が沈下しないようしっかり締固めますが、どれだけ締固まっているのかなんて目で見ただけでは分かりません。
これを調べる為に、現場密度試験 (砂置換法)というものを行います。

また、現場密度試験の他にも材料を出す際に、決められた配合通りに作られているかを確認するために上記にある写真のような試験などをして日常管理を行います。
そして、舗装工事が終わった後に、舗装の厚みがあるか、しっかり締まっているかの確認を行い、最後に仕上がった道路が平坦になっているかの平坦性試験を行います。


そういった内容を日々行っています。
他にも試験を行っているものはありますが、また機会があればご紹介したいと思います。
アスファルト試験室について少しでも分かって頂けたでしょうか。
分かって頂けたら幸いです。
ご視聴ありがとうございました。
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