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歌舞伎橋下部工

 去年完成しました、国土交通省 九州地方整備局 宮崎河川国道事務所発注の歌舞伎橋下部工(A1,A2)受託工事のお話しをしたいと思います。工事場所は、宮崎県都城市西町地先外になります。

 歌舞伎橋整備事業の目的として、市道甲斐元通線は、主要集落間を結ぶ幹線道路で、当市の環状道路でもあります。将来的には、市街地から都城志布志道路の平塚インターチェンジへのアクセス向上を図る上でも、極めて重要な道路です。チェンジへのアクセス向上を図る上でも、極めて重要な道路です。チェンジへのアクセス向上を図る上でも、極めて重要な道路です。当路線は交通量が多く、一部橋梁区間の道路幅員が狭いことから、大型車との離合が困難であり、通行に支障をきたしています。この為、当路線区間を整備することにより、通過交通の安全、交通の円滑化を図り、快適な生活環境を確保する為の整備事業になります。また今回の工事は、都城市が計画する市道甲斐元通線歌舞伎橋の架け替えに際して、大淀川の堤防関連工事(護岸ブロック張等)を含む橋台2基などの施工を都城市から受託して行うものです。

* 工事概要として、下記のとおりです。
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概要
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位置図
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断面図
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着工前(A1橋台側)
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完 成(A1橋台側)
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着工前(A2橋台側)
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完 成(A2橋台側)

* 現場で苦労した点は、下記のとおりでした。

 1.当工事は、JRが近接しており施工ヤードも狭い事から、JR側にクレーンが転倒、または高圧線に接触し大事故を引き起こす可能性があった為、対策としてクレーン作業時の地盤は必ず鉄板を敷き、JR側への旋回禁止を朝礼・日々打ち合わせ・旋回禁止の標示を現場に設置して教育を行い工事を行いました。

 2.旧歌舞伎橋は一般車両・自転車の通行量が毎日多く、特にA1橋台とA2橋の車両出入り口は、交通誘導員を配置しても見通しが悪く交通災害を引き起こす可能性があった為、対策としてA1橋台側は出入り口から30m先のカーブ位置(10号線側)に交通誘導員を追加配置して対策を行い、A2橋台側は交通量の多い時間帯を避けて土砂運搬・資機材運搬を行いました。また、川の駅もあり子供達の利用が多い事から、車両出入り口での一旦停止・徐行運転を心掛けるように教育を行いました。

* 現場で工夫した点として、下記の事を行いました。

 1.A1橋台とA2橋台のひび割れ防止を目的として、新技術であるコンクリートひび割れ低減ネット「ハイパーネット60」を躯体壁・翼壁部に配置して、ひび割れ対策を行いました。

 2.A1橋台は民家に近い事から、工事から出る騒音と振動による苦情を防ぐ目的で、数値を確認できる騒音振動計を設置して、現場全員が騒音と振動に気を付けて工事を行いました。また、民家に一番近接する安定処理工と重力式擁壁の施工時は、防音シートを設置して対策を行いました。

* 下記は、歌舞伎橋の名前いわれ辞典です。

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出典『いわれ事典2』国土交通省 九州地方整備局

 最後に、現場で頑張ったスタッフと協力業者さんの努力、また地元の皆さんの御協力で、無事工事を完成することができました。

本店土木部 西元

— posted by 吉原建設 at 08:10 am  

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