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竹の再利用について

本店土木部 黒木 裕作です。

「竹の子の親まさり」 ってことわざ知っていますか??意味は、竹の成長は1日で100cmも成長し、竹の子から2〜3か月で20mぐらいの立派な親竹になることから、子が親よりも優れているのたとえ・・・だとか・・・

私も4人の子供を持つ親(そっっそう内はビック家族なんです)早く親よりも立派になって欲しいものです。うちの子ども中でも、もっとも今マイムーブで、はっまている子が今月で1歳になる結以(ゆい)です。上の子たち(ちょっと最近生意気になってる・・・悲)とは違ってとっても癒してくれます。みなさんも癒されてはいかが・・・って単なる親バカです。すいません。

あっそう、本題のことについて触れておくのを忘れてしまいそうになってました。

本題「竹の再利用」

私の今の現場は、孟宗竹を約1万本の伐採をしないことには施工できませんでした。孟宗竹の再利用価値の1番は、加工製品(竹細工、竹炭、竹油等)です。その中で自分的には、竹炭にこだわって再利用法を調査検討しましたが、お金の方が掛り過ぎてしまって不可能でした。そんな中、最初の調査で名前を外していた鹿児島県薩摩川内市にある中越物産さんと縁があり、竹紙にしたいからくださいとのことで発注者のお許しを得てわずか100本〜150本ぐらですが薩摩川内市の中越パルプ工業さんで「竹紙」として再利用が実現できました。残りの9800余りもの処分は、産廃処分でしたが焼却ではなくこれもまた、チップ化して堆肥になります。

竹紙が、出来るまでの工程は、

1. 現場で枝払いをする。

2. トラックに積み熊本県人吉市の木下チップ工場に運搬し、チップ化する。

3. そのチップ化を中越パルプ工業に運搬し、ここで竹紙に生まれ変わる。

竹紙がどのようにして製造されてできるのかを見学させてもらいました。下の写真は、そのとき撮った工場内の写真です。
RIMG2667

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見学の時の話ですが、鹿児島県は、竹の町として宮之城町や薩摩町などが有名で、竹林組合という組織が存在し竹と密接に関わりももっているそうです。現在、全国で唯一竹紙への再利用を促進しているそうです。また、鹿児島県庁の職員の名刺は再利用された竹紙を使用していて鹿児島県は進んでいるなーと関心させられました。

出来あがった竹紙は、発注者との打合せ用紙として現場で使用しています。また、検査の書類にも使用しようと思っています。

それともう一つ、竹はCO2の吸収もほかの樹木と比べて高くて、1kgの竹は1.6kgのCO2を吸収するとも言われています。この観点から見れば、現場の竹もそのまま残しておいた方が良かったかもと思いつつも、そこは伐採しないと仕事になりませんからバッサバッサと切り倒しました。

このことで、私は物の有り難さが少しはわかったような気がします。今や環境問題なしではこの地球上で暮らせなくなってきています。物の再利用で環境のことに役立てるなら幸いです。

追伸ですが、家庭で再利用をさせないように日々辛抱していかねば・・・・(笑)と思いつつも忘れてはならぬは、自分自身をスリム化にする再利用を・・・です。(辛)

— posted by 吉原建設 at 11:06 am  

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